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【白髪】は何故目立つのか?
白髪が生えてくると気になりますよね!
白髪のパーセンテージにもよりますが、ほぼ白髪の方は1か月立たないうちに目立ってきます。
3週間周期でご来店されるお客様も多数おられます。
「白髪目立つなー」と思う理由としては
①の場合は先程言いましたが量が多いのでちょっとでも出てくると気になる。
それに比べて②の方は白髪がそんなに多くなくても気になってしまいます。
この②の方を少し詳しく解説していきたいと思うます。
何故気になるのか?
「少ししか白髪が無いのに何故気になるのか?」それは結論から言うと髪の毛が黒だからです。
まっ黒の中にまっ白があると目立ちますよね?
反対の色になるので余計に強調して見えてしまうのです。
強調しないためにはベースの「黒」を変える必要があります。
「黒」を「茶色」にするだけで「白」はぼやけます。
「茶色」の部分を明るくすればするほど目立ちにくくなります。
何故なら「白」に近づいているからです。
ベースの色を明るい茶色にすれば自然と白髪が目立ちにくくなる事になります。
しかし生えてくる髪の毛は「黒」と「白」の髪の毛ですよね。
結局気になるじゃん!
ってなると思うんですが、これが意外と気にならないんです。
目の錯覚なんですかね!
この目の錯覚を利用した白髪染めのデザインがあります。
それは「細かいハイライト」です。
細かいハイライトが白髪デザインの幅を広げる
この「細かいハイライト」が白髪のストレスを軽減してくれます。
そもそもハイライトとは?
髪の毛を細かく束で取りその部分だけ色を入れる。
ちょっと簡単な説明になりましたが画像だとこんなイメージです。
白マーカーの部分に細かいハイライトが入っています。 元の状態。
上の写真のように髪の毛全体にハイライトをたくさん入れる事によって明暗をつけ立体感的になります。
このやり方を応用し白髪の方にする事によってデザイン性のある白髪染めが可能になります。
【白髪ぼかし】って感じのイメージです。
白髪を活かしたデザイン
白髪を活かせれたら理想ですよね?
毎月のカラーが楽しみになってきます。
考えただけでもワクワクしてきませんか?
先程言ったようにハイライトを入れる事によって白髪をデザイン性のある物にしていこう!
ですが、ただ闇雲にハイライトを入れるだけでは意味がありません。
「白髪が生えている所を狙ってハイライトを入れていく」事が大切なのです。
ただ白髪の生え方は十人十色なので「この部分!」とは言いきれません。
さらに長いスパンでみてもらう必要があります。
全く白髪染めをした事がない方なら一度で可能ですが、何度か白髪染めをしている方だと何ヵ月かみてもらっています。
徐々にではありますが確実に白髪を活かすスタイルになります。
私のお客様の例をご紹介したいと思います。
上の写真のお客様月は半年かけて白髪染めを活かすスタイルに変更しました。
写真では分かりにくくて申し訳ないですが顔周り・分け目に白髪が多く見られました。
そこを中心にハイライトを散りばめています。
※ちなみにハイライト部分には少しブリーチを混ぜて脱色しています。そうする事によって白髪と地毛の明るさを近づけています。
それを何度か繰り返してその上からカラーをいれています。
近くで見るとより白髪の部分が分かりやすいのですが、写真がないのですみません、、、
このカラーの1番の魅力は伸びて来た時に本当に白髪が分かりにくいんです。
伸びてきた白髪の延長線上にも明るいハイライト髪があるので馴染むんです。
ちょっと生えてきたら気になっていた白髪が馴染む事によって気にならなくなったと言って頂き、とても喜んで頂きました。
ブリーチするから傷むんじゃないか?
と思われる方も多いでしょう!
ブリーチを使ってるので傷みます。しかし細くハイライトをとっているので最小限のダメージのみです。
最小限のダメージだけで日々のストレスが解消されるのならば是非やるべきだと思います。
正直実際に体験してもらうが1番分かりやすいと思います。
他に別のハイライトをご紹介させてもらいます。
ハイライト×グレージュ
ハイライト×グレージュ。
白髪が少ないお客様。
少ないけど黒髪だと目立ってしまいます。
なので全体明るめのハイライト。
その上からグレージュを乗せています。
ハイライトがある事によって白髪ぼかしの効果もあり尚且つ立体感も出てワンランク上のヘアカラーに。
ハイライト×ベージュ
こちらも同じくハイライト。
白髪はないのですがかわいい仕上がりになっているので一緒に載せさせて頂くきました。
履歴は毛先にブリーチが残っていてハイライトも残っている状態でした。
そのハイライトと毛先ブリーチを活かしてベージュを上から入れています。
光の当たり加減で見え方がまったく変わってくるのでおすすめですよ!
スタイル動画
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このブログを書いている美容師の自己紹介です。
②白髪じゃない髪の毛が黒。