透明感のあるカラーと聞くと『ん?透明感とは?』となる人も多いはず。
透明感のあるカラーというのは光があたった時の透け感です。
同じ色みでも透明感があるのとないのでは印象がまるで違います。
せっかくカラーをするのであれば誰が見ても綺麗だなと思うような仕上がりにしたいですよね。
白髪がある人でも透明感のある仕上がりになる事は可能です!
今回は白髪染めをしている人必見です!
白髪染めで出来るのか?
そもそも白髪染めをしている人でも透明感のあるカラーが出来るのか?
という疑問が出てくると思います。
結論から言うと白髪染めを使用して透明感を出す事は難しいです。
先程書いたように透明感のあるカラーとは光に透かせた時に透き通るような髪の毛の事。
白髪染めではこの透き通るような状態になりにくいのです。
理由は染料が濃くしっかりと色が付いているからです。
白髪染めも含めてカラーが染まる工程として1度髪の毛を明るくします。
そしてその後色みを入れていくのです。
その色みを入れる時白髪染めの場合しっかりと染まるように濃い色が入っているのです。
その為透明感が出にくく暗い印象になるのです。
では白髪がある人が透明感のある仕上がりにするにはどうするのが良いのか?
白髪もデザインの一つ
簡単にいうと『白髪を無視する』という事です。
白髪の量や生えている場所にもよるのですが、デザインの一つとして考えるというイメージです。
『白髪が出てきたら白髪染めで染める』という固定概念がありそれ通りにしてしまう人が多いです。
もちろん白髪染めで染めるとしっかりと白髪が染まりノンストレスな生活が出来ますが、先程言ったように透明感のある仕上がりは難しいのが現状です。
白髪もファッションカラーで染めてしまえばある程度の透明感のある色になります。
ここで疑問が出てきます。
『白髪はファッションカラーで染まるのか?』
答えは“なんとなく染まっている”です。
※ファッションカラーの1番濃い色で染めるとある程度しっかりと染まります。
しかしこのなんとなく染まるを繰り返す事により、白髪ではなく色の付いた髪になります。
その分色の褪色も早くすぐに色が抜けてしまいます。
それでも暗くなるよりは、カラーを楽しめると思っています。
ほぼ白髪の人だと意外と色みが入りとても綺麗な仕上がりになりますよ。
全体の40%くらいが白髪の人の場合そのまま染めてもいいのですが、より透明感を出す為に細かなハイライトを入れる事をおすすめします。
細かなハイライトを入れる事により白髪に近い毛束が増えて白髪と同化してくれます。
その上から色を入れると透明感のある仕上がりになれます。
1ヶ月後どうなるのか?
美容室で染めた後綺麗なのは当たり前です。
その後はどうなるのかが1番気になる所です。
写真のお客様は白髪染めをせずファッションカラーで染めています。
更に白髪をぼかす為に細かなハイライトを沢山入れています。
1ヶ月経過した状態なのですが、白髪染めを使っていた時よりも境目【地毛と染めた毛の部分】がはっきりと分かれてない感じではないでしょうか?
白髪染めで染めているとどうしても境目がパキッと出てしまい白髪が伸びてきた感が強く感じてしまうのですが、白髪染めを使わずに染める事によりはっきりと分かれないのです。
もちろん白髪への染まりが悪いので白っぽく戻ってきしまっているのですが。
しかし白髪が多い人程境目がはっきりと出るのでファッションカラーで染める事により、それが無くなります。
それでも白髪染めが定番
『白髪をデザインの一つ』『白髪を無視する』などと書いてきましたが、やっぱり気になる白髪。
分け目・もみあげ・前髪など目に見える所に限って多いのが白髪のあるある。
やはり『しっかり染めたい』という人が大多数です。
少し出てきただけでも気になりますしね。
ただ真っ黒にするのおすすめしないです。
白と黒で正反対の色になるので少し伸びてきただけでも気になってしまいます。
実際私が担当させてもらっているお客様も2〜3割くらいのお客様は白髪染めに戻しています。
白髪が少しでも見えてしまう事が許せないんでしょう!
最近の白髪染めは昔とは違いある程度明るくなりますし、様々な色みもでています。
ただ白髪染めなので染料は濃くいつまでも毛先に残ってしまう為、いざ明るくしようと思った時に明るく出来ない可能性があるのでご注意を。
余談ですがお客様から『白髪染めに切り替えるのはいつ?』という質問をお受けします。
ファッションカラーから白髪染めに変えるタイミングはいつがいいのかという事ですよね。
これは人それぞれですが、耐えれるならギリギリまで耐えた方が良いです。
先も書いたように白髪染めはいつまでも毛先に染料が残る為ダメージ感があるのです。
もちろんファッションカラーでもですが、白髪染めの方がよりダメージした感がでるので出来るだけ先延ばしにした方が得策です。
カラー以外のメニューを同時にしている人は尚更先延ばしにする事をおすすめします。
白髪染めへの切り替えは“我慢の限界”です。
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